8月10,11日に広島大学体育会サッカー部とPeace Match平和親善試合を開催しました!!
↑↑今回のPeace Matchで使用したポスター。広島大学体育会サッカー部と長崎大学サッカー部共同で作成しました★
私たちはPeace Match開催にあたり、事前学習を行いました。
長崎原爆資料館訪問、平和公園周辺清掃活動、長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)副センター長 樋川 和子教授のご講演を通し、長崎で起こった原爆の被害、これまでの長崎、今の長崎や日本、世界の現状について学びました。
事前に広島大学体育会サッカー部と共同で記者会見を行い、平和宣言(序文)を発表しました!!
平和宣言(序文)
私たち広島大学体育会サッカー部と長崎大学サッカー部は、8月10、11日にピースマッチを開催します。
1945年の広島長崎の原爆投下から79年を迎え、改めて平和について考えるきっかけが必要だと考えました。当時の悲惨さを知るヒバクシャの平均年齢は85.58歳と高齢化しており、ヒバクシャの方々が直接、被爆経験を次世代へと語り継いでいく時間もそう残されていません。唯一の被爆国である事実を、これからの未来を担う若者へと語り継いでいくことが、被爆地である広島、長崎の学生の責務であると考えています。
実際にプロサッカーのJリーグでもピースマッチを通して、サッカーの分野から平和を発信する活動を行っています。アマチュアのカテゴリーにおいても、広島と長崎の大学生がピースマッチを通して交流をすることで、これからの時代を生きてゆく若者たちが、平和の構築のためのアクションを起こすきっかけや自信につながると確信しております。
上記のことから、被爆地である広島、長崎の大学生がピースマッチを通して、平和に対するメッセージを発信していくことに意義があると考えます。
8月10日の試合前には広島の原爆資料館を訪問し、広島の原爆について学びました。
試合前には両キャプテンで平和宣言を行い、私たちの想いを世界へ発信しました。
平和宣言の様子はこちら↓↓↓
平和宣言(本文)
広島、長崎はあの日から 79 年の時が過ぎ、来年で 80 年が経ちます。
広島は約 14 万人、長崎は約 7 万人の人々が犠牲になり、原爆を経験された方の平均年齢は85.58 歳となりました。刻一刻と被爆者の方々が少なくなっていく中で、あの悲惨な出来事を私たち学生が知り、これからの未来を担う若者へと語り継いでいくことは、日本だけではなく世界にとって、とても大切なことであると感じます。
これまで約 20 年間、何不自由なく日常生活を送れたり、サッカーをすることができたりすること、また、たくさんの人たちと接する中で、平和であることのありがたみを感じてきました。私たち大学生がピースマッチを通じて、サッカーが当たり前にできることに感謝し、平和宣言を行うことに意義を感じています。
本日、同じ被爆地である広島と長崎の学生の一人として、サッカーを通じて、一生懸命楽しむ姿から平和の輪を広げ、永遠に続く平和への願いを世界へ発信していくことをここに宣言します。
「平和」の思いを胸に私たちは全力でプレーしました。
8月10日(土)
長崎大学サッカー部 vs 広島大学体育会サッカー部
スコア 1-6
8月11日(日)
長崎大学サッカー部B vs 広島大学体育会サッカー部B
スコア 0-9 でした。
全国レベルを体感し、厳しい試合でしたが、通用した部分もあり自信につながりました。
この平和親善試合を含めた平和活動を通して、長崎広島の原爆に関する知識だけではなく、世界情勢や世界平和、また平和とは何かということに対してより深く考えることができ、部員一人一人が真剣に平和に対して向き合うことができました。また、スポンサーの方々やメディアの方々のご協力もあり、大々的に私たちの「平和」の思いを発信することができました。
部員一同心より感謝申し上げます。来年は第2回平和親善試合を長崎で開催する予定です!!
平和活動を通して、「平和」に対する思いをより深め、長崎から世界へ発信していきたいと思います。
今後とも長崎大学サッカー部のご支援をよろしくお願いいたします🙇