全学書道部では、12月2日(月)~13日(金)長崎大学附属図書館(中央図書館)ギャラリーにて、「第1回 長崎大学全学書道部 選抜書展」を開催します。
全学書道部は、これまで毎年6月に作品展として「水無月展」を開催してきましたが、コロナ禍の影響や新入部員が1人という年もあり、運営が厳しく、作品を発表する機会が失われていました。
しかし、そのような現状を打開したいと考える部員も多く、今年に入り、コロナ以前の活動を復活させようという声が高まっていました。そして、このたび5年ぶりに「選抜書展」と名を改めて、コロナ禍以前の制限がない展覧会を開催することになりました。部員一同、これを機に、書道部の活動を一層盛り上げていこうと気持ちを新たにしています。
本展は、書道部員が日頃の書の鍛錬の成果を作品にして発表する場であるとともに、線の動きや墨の濃淡に意匠を凝らすなど多様な表現の作品を楽しむことができる展覧会となっています。また、古代に学ぶ書、石のなかの書、仮名の美しさ、暮らしの中の書、書道用具の世界など幅広いジャンルの作品に出会うことができる内容となっております。
「文字はことばの形。書は心の鏡。」といわれるように、書かれた文字には書き手の人間性が表現されることから、ことばの内容を美しく表現する努力が人間性を向上させ、美を求める心を涵養するものであることを感じていただきたく思います。
書に触れ、書に親しむ機会として、ぜひご高覧ください。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
なお、ご来場の際には附属図書館開館スケジュールをご確認ください。