2021年9月に創立し、2022年春に公認サークルになった微積サークルは、今年の9月で活動3年目を迎えました。メンバーも大幅に増え、代表の代替わりなどの変化が見られる中、微積サークルの新たな挑戦について、2代目の代表小山公平さんと副代表の詫摩さくらさんにインタビュー取材を行いました。
微積サークルとは?
はじめに、サークルの設立の経緯について教えてください
小山:初代代表の下川さんが、人気YouTuberのはなおでんがんさんや大阪大学の積分サークルに影響を受けて、長崎大学でも学問の楽しさや長崎大学の魅力を発信することができるサークルを立ち上げたいと思い、設立したと聞いています。
普段の活動はどのように行っているのですか?
小山:普段は週に1回、毎週土曜日の13時から17時に活動しています。部員が交代制で理数科目を中心とした企画を考えています。企画には必ず参加しなければならないわけではなく、参加したい人が参加できる形です。
具体的にどのような企画があるのですか?
詫摩:定番の企画に「微積リーグ」と「微積かるた」があります。「微積リーグ」はネプリーグという番組をオマージュした企画で、チーム対抗戦で化学や数学、英語といった分野ごとに問題を作って解いています。また、「微積かるた」はカードに答えが書いてあって、出題者がホワイトボードに書いた問題を解いて答えのカードを探す企画です。結構盛り上がるんですよ!
どの企画も楽しそうですね。写真を見ると男性部員が多いようですが……。
詫摩:部員は42人いて、そのうち女性は7人います。部員同士の仲が良いのであまり男女比は気にしていないのですが、もちろん女子部員も絶賛募集中です!
小山:僕らのサークルは本当に部員同士の仲がいいと思います。学部も幅が広くて、水産学部と環境科学部を除く8学部の部員がいるのですよ。全10学部の学生が所属するサークルになるともっと面白いだろうなと思います。
部員数が昨年は24名だったのに対し今年は42名と倍近く増えていますが、人気の秘訣はありますか?
小山:今年度リコフェスという理工系サークルの合同新歓イベントを行って、それと同時にインスタグラムやTwitterでの広報に力を入れたら、僕らも驚くくらいの人が集まりました。部員同士の仲が良かったり、週1で授業がない土曜日の活動が主なので、別のサークルとの掛け持ちがしやすかったりすることが要因の一つだと思っています!
新しい挑戦①ゼミの開設について
SNSでゼミ活動を行っている様子を拝見したのですが、サークルでゼミを開設ってめずらしいですよね。
小山:工学部の物理に解析力学という分野があるのですが、それに興味がある人がいて自分たちで学びたいという要望があって、ゼミ企画が始まりました。また、今年度新しく入った1年生に学習意欲が高い人が結構いて、特に薬学部の学生からは有機化学の授業の先取りをしたいという意見があったので、各ニーズに合わせてゼミを開設しました。普段の土曜日の活動とは別に、火曜日と木曜日に10人くらいで集まって行っています。サークルの中でできたゼミなので、仲の良さを活かし楽しみながら勉強しています。
1人の人が講師役を務めているのですか?
小山:どちらかというと、参加する部員それぞれがプレゼンを行うような形で進めています。中には教育実習後にゼミに来て解説を行っている部員もいるほど、皆で熱心に勉強しています。
新しい挑戦②学外での取り組みについて
最近は学外での活動も行っているのですよね?
小山:はい。この前はロボットサークルからお誘いを受けて、「遊学舎 うみとそら」さんという学童施設へ行きました。この時は、児童とともにロボットを作って遊びました。僕たちはサークルの活動理念として「理数科目の楽しさをたくさんの人に届けたい」という思いがあり、学外へのアプローチを考えていたところだったので、今回のお話はとても嬉しかったです。
今後の活動の目標は?
もうすぐ設立3年目を迎えますが、今後どのようなことをやっていきたいですか?
小山:去年は微積サークルの基本的な活動の地盤固めしつつ色々なことに挑戦をする年だったので、今年は去年の活動の反省を活かしながら新しい挑戦としてゼミ活動の充実や学外活動の幅を増やすことに力を入れていきたいです。
最後に、記事を読んでいる人に一言ありますか?
小山:これからもサークルでの活動をSNSでどんどん発信していきたいと思っているので、見ていただけると嬉しいです。
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