4月1日に開催された令和6年度新入生オリエンテーションで長崎大学演劇部「いろは団」が演劇形式で、学生生活に潜むリスクへの注意喚起や安全指導を行いました。
毎年、新入生を対象に、より充実した学生生活を送るために必要な情報を伝えるオリエンテーションでは、大学生活での安全・生活指導を行っています。従来は外部講師や教員が説明していましたが、3年前から、長崎大学演劇部「いろは団」が演劇を通して伝え、大変好評となっています。
今年度も、新入生を狙った悪質な勧誘や詐欺、メンタルヘルス問題、飲酒でのトラブルなど新生活で気を付けてほしいポイントを本学事務職員が台本にし、「いろは団」が演じることで、新入生に分かりやすく注意喚起を行いました。特に危険なカルト集団が「サークル」と称して、大学キャンパス内外で勧誘を行い、本人が気づかないうちに団体へ取り込まれてしまうといった具体的なプロセスは、言葉で説明するよりも実際に演じることで、その巧妙さをよりリアルに伝えることができます。トラブルに巻き込まれないように、という思いの込められた演技が、新入生が自ら危険を見抜くための知識や理解を深め、安全な大学生活につながって欲しいと思います。